
MEMORY カードケース
€190.00
La Perruqueとのコラボレーションによって生まれたこのウォレットは、朝鮮戦争時にアメリカ兵が持ち帰ったスーベニア・ウォレットにオマージュを捧げています。1950年代のハンドペイントのオリジナルモデルに着想を得て、フランスの卓越したレザークラフトと、軍事や大衆文化のアーカイブが呼び起こすノスタルジックな想像力を融合させています。
デゲルマン社のフルグレイン・バラニルカーフレザーを用い、アルラン社のトーン・オン・トーンのゴートレザーでライニングされたこのウォレットは、耐久性と洗練さ、そして独自のしなやかな手触りを兼ね備えています。各ピースには、フランスと日本の国旗に囲まれた虎と、コレクションのインスピレーションとなる歴史的時代を想起させる文字が描かれた、エクスクルーシブなハンドペイントのモチーフが施されています。
La Perruqueのパリ工房でハンドメイドされたこのウォレットは、卓越したクラフツマンシップを体現しています。サドルステッチ、手塗りのコバ、緻密な仕上げ。その洗練されたフォーマットは最大10枚のカードを収納でき、なおかつスリムでエレガントなシルエットを保ちます。
イラストレーションはパリ在住のアーティストによって描かれており、それぞれのピースに唯一無二の個性と親密さを与えています。単なるアクセサリーを超えて、このウォレットはアーカイブ、旅、そして職人技が交差する「記憶のオブジェ」として存在します。
コンテクスト
朝鮮戦争の時代、アメリカ兵は日本やヨーロッパの港でスーベニアアイテムを購入したり注文したりしていました。小さなハンドペイントのカードケースもその親密な宝物のひとつで、旗や虎、象徴的な風景で彩られていました。
スーベニア・ウォレットは、失われたこの伝統に敬意を表しています。シンプルなアクセサリーが「記憶のカプセル」となり、地域の職人技と軍事的イメージを融合させていた時代の証です。パリと東京をつなぎ、このウォレットは「記憶」とは大きな衣服の中だけでなく、心の近くに置く小さなオブジェの中にも宿ることを思い出させてくれます。

クレジットカードサイズ:10 cm × 6.6 cm
外側スロット2つと中央コンパートメント1つ
手作業で塗装し、蜜蝋で仕上げられたコバ
各縫い目は3つの手縫いサドルステッチで補強
ハンドペイントによるデザイン
パリで完全ハンドクラフトされ、ハンドペイントによる仕上げ
外装:植物タンニンなめしのヴォー・イングラッサート(トスカーナのLo Stivaleタンナーによるフルグレインカーフスキン)
内装:裏地なし、フル厚カーフレザー
植物タンニンなめしによる無加工のため、このレザーは使い込むほど、また日光に当たることで自然な艶が増し、徐々に色合いが深まっていきます。
柔らかい布を軽く湿らせて拭くことでお手入れが可能です。